カーペットのシミ取りクリーニングを行う上で、ステインとスポットの違いを知ることは大切です。
この違いをはっきりと理解していれば、シミ(汚れ)が落ちない…と悩むことは少なくなるはずです。
日本語では「シミ」は一つですが、英語には「ステイン(STAIN)」と「スポット(SPOT)」と
二種類あります。
ちなみに汚れは「ソイル(SOIL)」と言います。
カーペットに付いた「汚れ」「スポット」「ステイン」は違うものです。
アメリカではステインとスポットを分けて考えており洗剤や落とし方も全く違います。
日本ではこの区別をしっかりと認識していないので、カーペットクリーニングの際に
間違った工法をしてしまいます。

スポットとは?
カーペットにコーヒーをこぼす。
コーヒーを拭き取ると、タオルにコーヒーが付いてきますね?
これが「スポット」です。
染色される前なので、すぐにカーペットクリーニングをすれば問題なく落とせます。
これを落とす洗剤が「アメージングリンス」です。
スポットに適量を直接塗布(もしくはスプレー)してよく馴染ませ押し拭きして
シミを取ります。
ステインとは?
時間が経ち、染色されてしまったもの。
これが「ステイン」です。
ステインは、カーペットクリーニングをしても落ちません。
カーペットの色と同じように、草木染めのように染まってしまっているからです。
染まってしまったシミ。これを落とせるのが「ステインマジック」です。
ステインマジック(化繊用) ステインマジック(ウール用) ステインワン
「ステインマジックで消えたコーヒーはどこへ行くの?」
「まだあるの?」
答え:ステインの場合、クリーニング後のコーヒーはすでにそこにありません。
コーヒー色に染色されたカーペットがあるわけです。
色が見えるのは、色の結合によるものです。
その結合を外すと、色は見えなくなります。
ステインマジックは結合を外すことでシミを消していきます。
しかも、化繊のカーペットの場合は回収をしなくてもカーペットの
もともとの色が落ちることはありません。
では、汚れとシミとはどう違うのでしょうか?
化学繊維の場合と天然繊維でそれぞれご説明します。
![]() (化学繊維断面図) |
化学繊維カーペットの場合 |
左の図は、化学繊維カーペットの繊維を一本、拡大したものです。 表面にある白い模様のようなものは「ダイサイト」と呼ばれ、 目に見えないほどの小さな穴がいくつも開いています。 化繊の場合は、ダイサイトの中に食べ物やインク等の色素が入り、 繊維を染めてしまっている状態を「シミ」と呼びます。 そして、ダイサイトに入り込んでいないものが汚れです。 |
![]() (ウール繊維断面図) |
ウールカーペットの場合 |
ウールの繊維の表面には、人間の髪の毛と同じように キューティクルがあり、ひだのように折り重なっています。 内部にはタンパク質が存在しています。 ウールの場合は、キューティクルの中に食べ物やインク等の色素が 入り込んだものが「シミ」と呼ばれます。 そして、キューティクルに入り込んでいないものが汚れです。 |
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